ブックカバーが苦手なお兄さん

「カバーかけますか?」と単行本や文庫本を買った時にほぼ聞かれる

最近は漫画を買った時にさえも聞かれる

 

わたしはなんとなくあ、お願いしますと言っちゃうので大体してもらう(本屋のロゴや独自のデザインを見たいなとも思うので)

 

いつもなんとなく頼んじゃうけど、頼んだ後に「こんなその場のノリせ頼んじゃって迷惑ではないか、、クソ忙しいのに面倒なこと頼みやがってと思われてないだろうか、、」と自己嫌悪に陥るが わたしが買う本のタイトルはちょっと変わったものが多いので(渋谷直角さんの『ゴリラはいつもオーバーオール』や又吉さんせきしろさんの『カキフライがないなら来なかった』など)

電車で「このチビなに読んでやがるんだ?」と思われずに済むからこれは必要と判断し、自分勝手に自己嫌悪を否定する

 

数年前、大阪のスタンダードブックストアで(心斎橋のスタンダードブックストアは閉店しちゃうらしい、、かなしい 大好きだった お疲れ様でした)おしゃれで感じのいい世に言う“イケメン”から例に漏れず「カバーおかけしますか?」と言われたのでこちらも例に漏れず「あ、お願いします」と言った

 

大体の本屋さんの大体の書店員さんならば

お願いします と言った後

30秒〜1分ほどで店を後にできるが、

もう2、3分ほど経過してるように感じる

 

やっとこさ出来上がったブックカバーは

イケメンの時間と努力と真心が詰まった出来だった

表紙はお気に入りだったけどいまだにそのブックカバーを付けたままでいる

人の不器用なところは愛らしいなといつも思い出せるように

 

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追記:ブックカバーをかけることによって歩く宣伝塔を失ったのかな、、とも思ったけど関係ないかな